ペクチンは使用せずに電子レンジで作る甘柿ジャムの簡単な作り方です。
ジャムの保存用瓶を先に煮沸して手際よく作れば、20分で出来上がる簡単な甘柿ジャムの作り方です
甘柿ジャムを美味しく作るコツは熟した甘柿を使用する事。
甘柿を加熱すると「渋戻り」という渋みが出る現象がおきる場合があるので、柿を加熱する時は「富有柿」のような完全甘柿でよく熟したものがよいです。
今回は完全甘柿の次郎柿 種あり 3個で柿ジャムを作りました。
甘柿のペクチン含有量は0.50~0.99% で りんごと同じくらい含まれています。
今回は甘柿に含まれているペクチンのみでジャムを作ります。
材料
完全甘柿(種あり)・・・3個 重さ 553g
グラニュー糖・・148g+74g
レモン汁・・5g
砂糖とレモン汁の使用量の計算方法
グラニュー糖・・甘柿の重さの37%
レモン汁・・甘柿の重さの 1%
柿はヘタありで皮をむく前の重さです。
使用した道具
耐熱ボウルの大きさ・・ 直径 約25.5cm x 深さ 約10.2cm 満水容量 2.5L
保存瓶のジャムの大きさ・・直径 約6.5cm x 深さ 約7cm 2個
3個の柿で作る甘柿ジャムの簡単な作り方
1 甘柿のヘタをとり皮をむき、種をとる。
柿を細かく切る。
2 フードプロセッサーの容器に甘柿を入れる。
3 グラニュー糖は2回にわけて使用します。
グラニュー糖136gとレモン汁を入れる。
4 フードプロセッサーで甘柿を50秒 混ぜる
5 甘柿を耐熱容器に入れる
6 容器にラップをする
7 電子レンジの600wで5分加熱する。
8 ラップを外す時、熱い蒸気が出るので注意してください
9 よく混ぜる
10 再度、加熱します。
11 容器にラップをする
12 電子レンジの600wで5分加熱する。
13 甘柿を混ぜる。残りのグラニュー糖68gを加える。混ぜる。
14 電子レンジの600wで5分加熱する。この時はラップはしません。
15 甘柿をよく混ぜる。
16 ジャムを保存用の瓶に詰める。
17 ジャムは自然に冷ます。
ジャムの糖度計算
(果物の正味の重さ x 0.1)+砂糖の重さ= 総量
総量÷ジャムの出来上がりの重さ=ジャムの糖度
ジャムを作る時のペクチンのゲル化の条件は高い糖度(55%以上)、酸性(pH3.0くらい)
今回作った甘柿ジャムの糖度
皮つきの種ありの柿の重さ・・ 553g
皮をむいた後の重さ・・459g
グラニュー糖・・204g
甘柿ジャムの出来上がりの重さ・・487g
今回の甘柿ジャムの計算糖度は 53.18%になりました。
計算糖度は55%以上になりませんでしたが、良い感じのジャムに仕上がりました。
☆直径 約18cm x 深さ 約8cm 満水容量 1.5Lの耐熱ボウルで柿459gを加熱していたら 電子レンジの中で吹きこぼれてしまいました。
私が使用しているのはIWAKiの耐熱ガラス食器 ボウル1.5L KBC323ですが、これよりも一回り大きいKBC325 2.5Lのボウルを使用して加熱した方がよいです。