種なし富裕柿で作る甘柿ジャムの簡単な作り方です。
柿から水分をたっぷりと出して作るので 時間はかかりますが、美味しい柿ジャムが出来上がります。
市販のペクチンを使用して、加熱は電子レンジを使用するので、簡単に作ることができます。
甘柿ジャムを美味しく作るコツは熟した甘柿を使用する事。
甘柿を加熱すると「渋戻り」という渋みが出る現象がおきる場合があるので、柿を加熱する時は「富有柿」のような完全甘柿でよく熟したものがよいです。
甘柿のペクチン含有量は0.50~0.99% で りんごと同じくらい含まれています。
柿から水分をたっぷりと出してからジャムを作ると 甘柿に含まれているペクチンのみでは、固まりにくいので ペクチンが25%含まれた食品添加物 ペクチン製剤を使用します。
今回使用したペクチンは共立食品㈱のペクチン(LMタイプ)です。
材料
富裕柿(種なし)・・・1個 重さ186g
グラニュー糖・・50g+24g
レモン汁・・2g
LMタイプペクチン製剤・・5g
砂糖とレモン汁の使用量の計算方法
グラニュー糖・・甘柿の重さの40%
レモン汁・・甘柿の重さの 1%
柿はヘタありで皮をむく前の重さです。
使用した道具
耐熱ボウルの大きさ・・ 直径 約15.5cm x 深さ 約7cm
保存瓶のジャムの大きさ・・直径 約6cm x 深さ 約5.5cm
失敗しない甘柿ジャムの簡単な作り方
1 甘柿のヘタをとり皮をむき、8等分にする。
5mm~7mmぐらいのいちょう切りにする。
2 グラニュー糖は2回にわけて使用します。
グラニュー糖 50gとレモン汁を加えて柿と混ぜる。
3 ボウルにラップをして2時間待つ。
4 2時間後、柿からたっぷりの水分が出ました。
5 フードプロセッサーの容器に柿を入れる。
6 フードプロセッサーで甘柿を30秒混ぜる。
7 甘柿を耐熱容器に入れる
8 容器にラップをする
9 電子レンジの600wで4分加熱する。
10 ラップを外す時、熱い蒸気が出るので注意してください
11 電子レンジに加熱中に 残りのグラニュー糖 25gにペクチン5gを加えてよく混ぜる。
12 甘柿を混ぜる。残りのグラニュー糖とペクチンを加える。混ぜる。
13 電子レンジの600wで4分加熱する。この時はラップはしません。
14 甘柿をよく混ぜる。
15 ジャムを保存用の瓶に詰める。
16 ジャムは自然に冷ます。
美味しい甘柿ジャムが出来上がりました♪
ジャムの糖度計算
(果物の重さ x 0.1)+砂糖の重さ= 総量
総量÷ジャムの出来上がりの重さ=ジャムの糖度
ジャムを作る時のペクチンのゲル化の条件は高い糖度(55%以上)、酸性(pH3.0くらい)
今回作った甘柿ジャムの糖度
皮つきの種なし柿の重さ・・ 186g
皮をむいた後の重さ・・154g
グラニュー糖・・74g
甘柿ジャムの出来上がりの重さ・・151g
今回の甘柿ジャムの計算糖度は 59.20%になりました。
柿からたっぷりと水分を出して 柿ジャムを作りましたが、ペクチンを使用したので よい感じのジャムが出来上がりました。