ペクチンは使用せずに電子レンジで作る甘柿ジャムの簡単な作り方です。
ジャムの保存用瓶を先に煮沸して手際よく作れば、20分で出来上がる簡単な甘柿ジャムの作り方です
甘柿ジャムを美味しく作るコツは熟した甘柿を使用する事。
甘柿を加熱すると「渋戻り」という渋みが出る現象がおきる場合があるので、柿を加熱する時は「富有柿」のような完全甘柿でよく熟したものがよいです。
今回は富裕柿 1個で柿ジャムを作りました。
甘がきのペクチン含有量は0.50~0.99% で りんごと同じくらい含まれています。
今回は甘柿に含まれているペクチンのみでジャムを作ります。
材料
富裕柿(種なし)・・・1個 重さ 188g
グラニュー糖・・43g+21g
レモン汁・・2g
砂糖とレモン汁の使用量の計算方法
グラニュー糖・・甘柿の重さの35%
レモン汁・・甘柿の重さの 1%
柿はヘタありで皮をむく前の重さです。
使用した道具
耐熱ボウルの大きさ・・ 直径 約15.5cm x 深さ 約7cm
保存瓶のジャムの大きさ・・直径 約6cm x 深さ 約5.5cm
20分で作る甘柿ジャムの簡単な作り方
1 甘柿のヘタをとり皮をむき、8等分にする。
5mm~7mmぐらいのいちょう切りにする。
2 フードプロセッサーの容器に甘柿を入れる。
3 グラニュー糖は2回にわけて使用します。
グラニュー糖43gとレモン汁を入れる。
4 フードプロセッサーで甘柿を30秒 混ぜる
5 甘柿を耐熱容器に入れる
6 容器にラップをする
7 電子レンジの600wで4分加熱する。
8 ラップを外す時、熱い蒸気が出るので注意してください
9 甘柿を混ぜる。残りのグラニュー糖21gを加える。混ぜる。
10 電子レンジの600wで4分加熱する。この時はラップはしません。
11 甘柿をよく混ぜる。
12 ジャムを保存用の瓶に詰める。
13 ジャムは自然に冷ます。
美味しい甘柿ジャムが出来上がりました♪
ジャムの糖度計算
(果物の重さ x 0.1)+砂糖の重さ= 総量
総量÷ジャムの出来上がりの重さ=ジャムの糖度
ジャムを作る時のペクチンのゲル化の条件は高い糖度(55%以上)、酸性(pH3.0くらい)
今回作った甘柿ジャムの糖度
皮つきの種なし柿の重さ・・ 188g
皮をむいた後の重さ・・154g
グラニュー糖・・64g
甘柿ジャムの出来上がりの重さ・・125g
今回の甘柿ジャムの計算糖度は 63.52%になりました。
糖度が高めに出来上がりましたので、ねっとりとよい感じの甘柿ジャムが出来上がりました。