わらびもち

わらびもち

わらびもちをつくる時のコツと注意点

夏になると食べたくなるわらびもち。プルッンとしてのどごしがよくて美味しいですよね。
このわらびもち。日本ではなんと平安時代の醍醐天皇(885年-930年)の好物だったそうですよ。
ずいぶんと古い時代から日本人はわらびもちを作って 食べていたんですね。

このわらびもちの原料はワラビの根から取れるデンプン。
昔の人はどうやってわらびの根を掘って、わらび粉を作っていたんですかね

凶作に見舞われた時の農家の非常食だったとは、昔は本当に食べるものがなかったんだぁ・・と、思ってしまいました。
現在では 本物のわらび粉は手に入りづらく、非常に高価なお値段になります。

現在の日本で販売されているわらびもち用の粉は わらび粉が少しまざったものや、れんこんでん粉、甘藷でん粉、加工でん粉を使用したものが多いです。
わらびもち粉の値段がまちまちなのは、材料の配合によって違います。

わらびもち粉の種類違いでおなじ分量でわらびもちを作り比べてみました。
3種類のわらびもちの粉は富澤商店で購入したものです。

☆本わらび粉・・わらび粉100%

わらび粉100%で作ったわらびもちは茶色にできあがりました。
プルンプルンの食感で舌触りもなめらか。
とても美味しいわらびもちが出来上がりました


☆特選わらび粉・・れんこんでん粉、本蕨粉、加工でん粉

特選わらび粉は火を加えていくと 白からグレーがかっていき、透明になって、うす茶色に変化していきます。
100%わらび粉のわらびもちと食べ比べると、食感の部分で負けてしまいます。
特選わらび粉で作ったわらびもちだけを食べれば、かなりおいしいです。


☆わらびもち粉・・甘藷でん粉、加工でん粉

甘藷でん粉、加工でん粉で作ったわらびもち粉は火を加えて行くと白からグレーになって透明に変化しました。
100%わらび粉のわらびもちと食べ比べるとずいぶん違うなあ~と思います。
スーパーで販売されているお値段の安いわらびもちはこのタイプが多いですよね。


一口にわらびもちと言いますが、わらび粉の原料と配合が違うだけで これほど見た目が違い、食感もちがうわらびもちが出来上がるとは驚きです。

さて、初めてわらびもちを作ってみようかな・・という時の注意点

◇テフロン加工の片手鍋、フライパンを使用する。(できれば浅い鍋の方が取り出しやすいです)
◇木ベラだとくっついてしまうので ご飯がつきにくいしゃもじを使用すると 木ベラよりはくっつきにくいです。

◇粉に対して水の量を4倍で作ったら、食べた時はプルッンとしてよい食感ですが、鍋からの取出しがかなり大変でした。粘性が高いので~
粉に対して水の量を5倍で作ったら、鍋からの取り出しも4倍の時よりは簡単でした。

初めて作るときは 粉 1 :砂糖 1 :水 5の比率が作りやすいと思います。
わらびもちは冷蔵庫で冷やすと白濁してしますので、氷水などで冷やして 食べきれる量を作りましょう。

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